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　　10月29日に発売された甘詰留太『ぶらガール』は、我々とはちょっと違った世界に暮らす女子高生の物語。
この世界に住む女の子の中には、ごくまれに「第三次性徴期」を迎える人がいる。思春期の多感な時期に、突然おちんちんが生えてきてしまうのだ。

「あー、つまりふたなりエロ漫画ね」

……なんて思ったら大間違い。たしかにエロいしふたなってるんだけど、本作はチンコ付きの少女がアハンウフンする成年コミックではなく、ちょっと変わった身体に悩む少女の純な恋愛を描いたチンコ付きラブコメなのだ。

物語の縦軸は、片思いの男の子にドギマギする純情な女の子の恋愛劇。
でも主人公・大井はるかちゃんにはおちんちんが生えているから、普通の恋愛よりも余計な悩み事が増えてしまう。
「おちんちんが付いてる女の子なんて、男の子は引いちゃうかな……？」なんて心配ごとはもちろん、普段の生活にも困ったことは山ほどある。どんな下着を着ければいいの？　スカート履いてるときに大きくなっちゃったら困るな。女子用の水着を着るにはどうすればいいんだろう……。

本作は、そんな彼女がいくつもの悩みを乗り越えながら、大好きな男の子に振り向いてもらうためにがんばる姿を描いている。
ごく普通の恥ずかしがりやな女の子のラブストーリーに、チンコ付きならではの突発イベントが次々絡んでくるというストーリーは、他の作品ではなかなか味わうことのできない独特の漫画体験だ。ふたなり好きの紳士諸兄は本作は当然チェックしているだろうけど、それ以外のラブコメ好きの皆さんにも、ぜひおすすめしたい。

なお本作は全年齢向けで、激しい濡れ場などは一切ナシ。
にもかかわらず、全体的にとってもエロエロしいのは、もはや作家の力量としかいいようがない。はるかちゃんは純情だけどちょっとエッチな女の子。そんな彼女の日常を覗き見するのは、なまじな本番シーンなんかよりもずっと刺激的なのだ。

特に注目してほしいのは、えっちいコトを考えているときや、大好きな男の子の前でドキドキしているときのはるかちゃんの赤面顔！　とっても女の子女の子している彼女が、真っ赤になっている姿がとってもラブリーで……ああ、ギュっとだっこしてかいぐりしたいなあ、もう！

なお本書と同時に、同じく甘詰留太の『ナナとカオル』第５巻も発売になっている。こちらも本番シーンなんか一切ないのに、とってもエロエロしいＳＭラブコメ。ぜひ本書と併せてご堪能あれ！

朝からギンギンになっている大井はるかちゃん16歳が主人公。チンコが付いてるけど、とっても女の子女の子しているごく普通の高校生。


ぶらガール部は、第三次性徴を迎えた女の子たちのクラブ。所属する女の子たちは全員チンコ付き。


生えてる女の子たちの水着の着方や下着事情……。ちょっとした日常生活の悩みも丁寧に描かれている。


恥ずかしがりやのはるかちゃんの、赤面顔のかわいさは異常。


この真っ赤になってパニクってる顔だけでご飯３杯はいけるね。


だからしつこいようだけど、赤面顔がすっごくかわいいんだってば。


同じ作家の『ナナとカオル』も同時発売。こちらは純な二人がSMを通して心を通い合わせてゆくSMラブコメ。