最新！萌え情報 Pick Up！

　関東圏ではTBSで第１話を放送した直後の8日金曜日の夜に、新宿のロフトでトークイベントが行われた。小規模なスペースには、遠くは愛知県から、同作品のファンが集まった。
　録音による、松田旬作役の千葉繁の血管が切れそうなオープニングで始まり、壇上には製作委員会スタッフのオッサンズが登場という、あまりにモノトーンな絵面。しかし、事前の告知に無かった、まさかの石黒正数先生の登場で場内が湧いた。

　
　手書きな看板、手書きのメニューが、それっぽい。
　原作にもある「メイ丼」は、速攻売り切れで正体不明。アルコールは、カルーアミルクだった。

　そうして始まった第1部では、アニメ化に至った経緯が、TBSのプロデューサーと少年画報社の担当者を交えて語られた。
　企画そのものは、単行本第1巻発売直後の2006年からあったものの、なかなか制作決定には至らず、その間に新房昭之監督が『絶望先生』や『化物語』で人気と実績を積み上げていき、ついに今回、シャフトの新房監督が手掛けるならと、企画が通ったとか。

　休憩を挟んだ第2部では、小見川千明（嵐山歩鳥役）、矢澤りえか（紺双葉役）、白石涼子（針原春江役）の女性声優3名が登場。
　小見川さんは開口一番、「お腹空いた～」と食べ物の注文を。食べながらのトークなんて、滅多に見られないぞ。
　そして元メイド喫茶勤務の女性から声優3名に、メイドの挨拶と、「おいしくな～れ♪」と料理が美味しくなる魔法の掛け方、オムライスへのお絵描きが伝授された。
　お絵描きされたオムライスは、ジャンケン大会によって、勝者に振舞われたのだが、女性参加者が強く、小見川さんと矢澤さんのオムライスは女性の手に。
　　
　左から、小見川さん、矢澤さん、白石さんの描いた作品。矢沢さんの絵、吐血したみたいになってます。

　第3部は、直前に放送された第1話をスクリーに流しながらの、公開オーディオコメンタリー。
　かなり脱線気味で、本編とは関係の無い話が多かったのは、トークイベントならでは。
　そんな中で、喫茶シーサイドの窓からの夕日の色は石黒先生からの指定があったこと、物語中での時間経過は、その陽射の変化で表していること、他にはマスターの磯端ウキ役に男性の櫻井孝宏さんを起用したのは、ウキが酷い目に遭う話などの時に生々しくならないよう、TVドラマ版における『意地悪ばあさん』の青島幸男のような効果を狙ったことなどが語られた。

　最後には、参加者プレゼントの抽選会が行なわれ、会場がトーク居酒屋なこともあり、多く注文した人ほどクジが多く配られるというシステム。
　ポスターや非売品の小冊子、出演者のサイン入り台本と、作者のサイン色紙なとがプレゼントされた。筆者は、かすりもしなかった。無念。
　当選者のみなさん、おめでとうございます。

　おそらくは、今回一番のお宝プレゼントの石黒正数先生のサイン色紙。撮影に協力していただいた当選者さん、ありがとうございました。

　このトークイベントは、4ヶ月連続で第2金曜日に開催するそうだ。
　興味のある人は、公式サイトをコマメにチェックしよう。
　なお、今後の関連商品の発売情報は以下の通り。
・坂本真綾によるオープニングテーマ『DOWN TOWN』のCDは、2010年10月20日に発売予定。
・キャストによるエンディングテーマ『メイズ参上!』のCDは、2010年11月24日に発売予定。石黒正数先生の描き下ろしジャケット。
・Blu-rayとDVDは、2010年12月24日に発売予定。初回生産特典は、特製スリーブケース／オールカラーブックレット。

【担当：清水 銀嶺】

◆『それでも町は廻っている』公式ホームページ(TBS)
　http://www.tbs.co.jp/anime/soremachi/

◆メイド喫茶シ～サイド
　http://seaside.ponycanyon.co.jp/

◆Twitterアカウント
　@kissaseaside